沖縄に行ってきました。

8月10~11日と学生募集のため沖縄に行ってきました。私がこの地を訪れるのは実に33年ぶりです。前回はクリスマスの時でしたが、当時のパンフレットには「帽子とサングラスを持ってくるように」と書かれていました。

それに対して今回は夏の真っ盛りです。「50度くらいあるのかなぁ?」と思いながら意外にもフツーの気温の沖縄到着は14時でした。

ここからは、N南さんが手配していてくれたレンタカーに乗りこみ約80キロ離れたキャンプ場にまっしぐらです。車内の音楽もAKB、サザンと続き快適です。それから、ここはやはり沖縄、島唄や涙そうそうなど沖縄らしい音楽が流れてきます。「にくい演出だなぁ…」と思っていると「はぁ~ゆいゆい?」その後、車内は沖縄民謡一色となりました。ナビにも2度裏切られ、沖縄バプテスト連盟のキャンプ場、北山荘(ほくざんそう)についたのは18時です。

すぐに夕食をいただき、夜のプログラムで参加者にTCUの事を話す機会を与えていただきました。周りを見渡すと、どこかで見たような顔があります。TCUの学生の皆さんもキャンプの支援をしていたのです。普段、神学科の学生さんとは疎遠のため話す機会もなかったのですが、このようなところで話ができて感謝です。とくに、S袋君の黙々とリーダーシップを取る姿をみて非常に頼もしく思いました。(TCUの学生はいいなぁ…)

また、牧師先生も多くの方がTCIの出身者ということで、人みしりのはげしい私でもすぐに打ち解けることができました。(感謝です!)宿泊も同じ部屋でさせていただき(誰?という目で見られましたが)ご迷惑をおかけしました。

先生方の1日の最後のスケジュールは、すべてのプログラム終了後のミーティングです。「先にお休みになってください…」といわれましたがそうもいきません。眠い目をこすりながら先生方が帰ってこられるのを待ちましたが、11時、12時と時間が過ぎます。

最初に帰ってこられた先生は1時30分でした。「先に休んでいただいたらよかったのに…ほかの先生方は3時くらいに帰ってきて寝て、6時に起きていきますよ。どこででも寝る人もいますよ。気をつかっていたら沖縄では持ちませんよ…」というお話に、沖縄の先生方、いや沖縄の人の豪快さというかパワーの大きさを思い知らされたような気がしました。

また、アメリカからこられたネイスン先生とは沖縄の抱えている問題についてお話をすることもできました。なによりも石原真先生にはお忙しいプログラムの中にも関わらずご配慮をいただいたことをとても感謝しています。

そんな中で、福祉や介護のことを話した時の感覚ですが、みんなが興味あるわけではないことが伝わってきました。しかし、私がTCUで働くにつれ、宣教や伝道の時に言葉で話すだけでは相手に伝わらないと思うようになってきたのです。

一番弱い兄弟姉妹に出会った時、介護の専門的な知識や技術がなければ助けることができないのです。間違った知識で助けようものなら、反対にその兄弟姉妹はもっと深みに陥ってしまうのは確実です。イエス様はお心ひとつで足なえの人を立たせたり、多くの病人を癒されました。あまり知られていないのかもしれませんが、専門的な介護はイエス様のように寝たきりの人を歩かせたり、おむつをしている人がそれを使わなくなるようにすることもできるのです。

もし、来年プログラムに空きがあるなら、介護のお話をさせていただきたい事をお伝えしました。そして、介護のすばらしさをもっと多くの人々に知らせないと感じた沖縄訪問でした。

(ところで、I藤安志君が宮古島に来ているそうですが、キャンプ場には来ていませんでした。「夢来人」でアルバイトでもしているのかなぁ…?)

中澤秀一