「大学創立20周年記念行事」

大学創立20周年記念行事を来る11月3日(水・祝日)と4日に計画している。3日は、都内の有楽町すぐにある「よみうりホール」を会場とし、4日は印西市の東京基督教大学(TCU)チャペルが会場となる。記念行事の準備がだいぶ進んできた。この記念行事の趣旨は、大学の20年の歩みを「感謝」すること、教会教職養成のみならず、国際社会や高齢化社会で人々の必要に仕える信徒奉仕者をこれまで600名近く輩出してきたことを「喜ぶ」こと、さらに、これから、東京基督神学校(TCTS)をTCUとその大学院(計画中)に統合して行う教会教職養成のため、介護福祉士や国際社会で活躍する人財のさらなる育成のために皆で「祈る」ことである。日本プロテスタント宣教200年へとTCUとして担う責務を確認したい。

「キリストのしもべを日本と世界へ!」のもと、11月3日の行事は三部構成となっている。午後1時-3時は「同窓生の集い」で、TCUの卒業生のみならず、TCTSや前身校(共立、同盟聖書、JCC、TCC)の卒業生の交流(同期会)を行い、恩師との再会や宮村武夫先生の講演「喜びカタツムリの歩み」、TCU卒業生「リラによる賛美」などが計画されている。午後3時半-5時は「シンポジュウム」で、学長の基調講演「宣教200年に向かうTCUの使命」をもとに、国際貢献(片山信彦ワールドビジョンジャパン常務理事)、福祉(児島康夫川越キングスガーデン施設長)、教会教職(山口陽一TCTS校長)に従事する方々からレスポンスを受け、討議しようというもの。TCU教育を知り、日本社会や世界へのキリスト教の果たす役割を考える時としたい。そして、午後6時半-8時15分は「記念式典・講演」で、在校生の賛美、同窓生新垣勉氏の特別賛美、TCU卒業生藤薮庸一氏の証し、そして湊晶子TCU名誉教授・東京女子大学前学長による講演「今後のTCUへの期待」へと続く。感謝と喜びをもって主なる神をあがめたい。

記念行事の案内をすると、「TCUや学園の卒業生でないけど、記念行事に参加できるの」とよく聞かれる。「はい、できるし、是非、来てください。」といつも答えている。TCUは多くの人々に祈られ支えられている。「祈りの友」となっている人々、具体的に支援しておられる人々、将来TCUで学びたいと考えている中高生に、是非来てほしいと思う。それは、TCUが日本の諸教会と協力して、明日の教会と社会の指導者や奉仕者を育ててゆきたいと願うからである。教会の後継者育成や社会におけるキリスト教の具体的な貢献を切に願っている方々に、都合をつけて是非、この記念行事に来ていただきたいものである。

「主に感謝せよ。主はまことにいつくしみ深い。その恵みはとこしえまで。主に贖われた者はこのように言え。主は彼らを敵の手から贖い、彼らを国々から、東から、西から、北から、南から、集められた。」(詩篇107:1-3)