TCUイベント Global Connections 2021に参加してみた!

9月11日に、第4回Global Connectionsが開催されました。

これは、TCUで開かれる日本と世界のさまざまなテーマに目向けるクリスチャンが互いに学び合うオンラインイベントです。TCUの学生・教員や、世界で活躍する卒業生やイベント参加者がつながります。

今回のゲストは、国際NGOワールド・ビジョン・ジャパンで働かれている長下部穣先生でした。

「クリスチャンとして世界や社会の問題を考える:国際NGOや研究の経験から」と題し、9・11米同時多発テロから20年を迎える日でもあることも踏まえて、今求められる平和、和解、赦しの意味を、先生の修復的正義の研究や国際NGOの働きご経験から語っていただきました。

長下部先生は、TCUでも非常勤講師をされています。

私も、1年生の英語のクラス、2年生の平和学のクラスで先生の授業を受けました。

特に、「『正義』とは勝ち取るものではなく、壊れた状態を平和(シャローム)な状態に修復させるための力」とする修復的正義のキリスト教的概念を学んだことが印象的で、TCU生として積極的に世界の痛みや課題に意識を向けるきっかけとなりました。

今回の講義では、長下部先生が研究されている修復的正義についてお話をしていただきました。クリスチャンとして、痛みがはびこる社会に寄り添うとはどのような意味を持つかについて考えさせられました。

お話の中で、自分自身にある課題や価値観を振り返る、倫理的再帰性が重要であることを知りました。

問題が他にあるのではなく、自分の奥深くにある、その問題の原因となる思いや行動、価値観に常に敏感であるべきなのです。

このような倫理的再帰性は、国際NGOのスタッフとして、教派や宗教の垣根を超え、弱さを覚えている人が直面している課題の解決のためにともに働く上で、非常に大切だと感じている、と語ってくださった先生。教会と社会に仕えるクリスチャンとしても、大切な生き方だと感じました。

長下部先生が働いていらっしゃる国際NGO ワールド・ビジョン・ジャパンにご興味がある方や、様々な形で関わりを持たれている方もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。

ワールド・ビジョン・ジャパンと教会との連携についてお知りになりたい方は、このページをご覧ください。

https://www.worldvision.jp/donate/partnerwithchurch.html

今回のように、学生がゲストの方の貴重なお話を聞く機会は、かけがえのない財産となります。

そのような学びや出会いがTCUにはたくさんあります。

今後のGlobal Connectionも楽しみですね♪

学生スタッフ A.N