クリスマスコンサート

TCUでは12月16日(金)に、クリスマスコンサートが開催されました!
3年ぶりのチャペルでの対面開催ということで、人数制限がある中でも、地域から多くの方々が集ってくださいました。

プログラムは、トーンチャイム、パイプオルガン、ピアノ、声楽、クワイアと盛りだくさん!

「荒野の果てに」や「主よ、人の望みの喜びよ」、「まきびと羊」、「メサイア」、「マリアの賛歌」など、クリスマスの名曲や讃美歌が満載のコンサートでした。

特にクワイアが歌った「マリアの賛歌」(作曲・武義和氏)は、聖書のみことばを歌詞とした賛美歌で、なんと今回が世界初演でした!

今回は、クワイアとして出演した学生の一人、神学科4年の金主栄(きむじゅよん)さんにインタビューをしてみました。


〈プロフィール〉
金主栄(きむじゅよん)さん

  • 出身:東京都
  • 趣味:人と話すこと
  • 好きな食べ物:桃(甘いものが大好きです)

まず初めに、クワイアとは何かおしえてください!

TCUの聖歌隊だと思っていただければよいかと思います。
クワイアは通年の授業で、基本的には、年に三回あるコンサートに向けて練習をします。今年は春に救世軍と合同でコンサート、冬にクリスマスコンサートをしました。年度末には学内向けの卒業・修了記念コンサートを予定しています。
そしてコロナ以降はお休みしていますが、以前は、入学礼拝と卒業礼拝に向けて、学園歌「みどりの風」や讃美歌の「キリストの愛我に迫れり」を練習していました。

TCUに入ってなぜクワイアを始めたんですか?

実は高校3年間、合唱部だったんです。全国大会にも出るような強豪校で、かなりみっちり取り組みました。毎日2時間練習があって、筋トレやストレッチ、呼吸法の練習、そしてパートごとの歌の練習、二パートずつに分かれての練習、全体の練習という流れで歌っていました。上手く歌うこと、ミスをしないで歌うことが目標だったので、練習は正直大変でした。でも歌うこと自体が好きで、TCUに入ったらクワイアをやりたいと思っていました。入学当初は、高校時代の経験を生かすぞ、と息巻いていたところもあったかも…。

クワイアで大変だったことは何ですか?

合唱部だったころの経験が、クワイアにおいてはマイナスにもなり得るんだ、と思うようになりました。合唱部での経験があるので、クワイアの仲間に対して「もっとこうしたら上手くなる」と言いたくなる気持ちもまれに出てくるんですが、ぐっとこらえています。賛美は神様とのやり取りなので、上手さが一番大切なわけではないというのは自分に言い聞かせています。

クワイアをやって良かったと思うのはどんなときですか?

四声に分かれて歌うので、一人ひとりの声が合わさったハーモニーを聴いていると、きれいだな、幸せだなと思います。歌が上手くなりたいなら、合唱やクワイアである必要はない。一人では出せないハーモニーや和音が最高なんです。みんなが一つになっているという感覚を味わえます。歌声やみんなの表情で、いま全力で神様を賛美している!ということが分かると、すごくうれしいです。だから練習も楽しいです。

これまでのコンサートで印象に残っていることは何ですか?

今年のコンサートで歌った「マリアの賛歌(マニフィカート)」ですね。「わたしのたましいは主をあがめ…」と歌い始めるんですけど、その後のソプラノとアルトの掛け合いが好きです。さらに男声も「わたしのたましいは主をあがめ…」と続いていきます。本番で歌っているときに、みんなでひとつの言葉を歌うという一体感を感じました。練習ではそんなに感じなかったんですけど、本番で初めて感じましたね。

★「マリアの賛歌(マニフィカート)」は、新約聖書ルカの福音書に記されている、イエスの母マリアによる賛歌です。マリアは受胎告知後、親類のエリサベツを訪問し、そこでこの賛歌を口にしました。


今回のクリスマスコンサートは、近日中にTCUウェブサイトでオンデマンド配信がなされます!
クワイアが歌った「マリアの賛歌(マニフィカート)」も公開予定です。お楽しみに!

それでは、良いクリスマスをお過ごしください。
皆さまの上にクリスマスの恵みがありますように!

学生広報スタッフ もなか