篠原新学長インタビュー

根木　篠原学長にとって、TCUの魅力は何ですか？

篠原　TCUの大きな魅力は、学生も教職員もみんな献身した信仰共同体という所にあると思います。TCUには安心して悩むことができる環境があります。信仰の問題、人生の問題、自分の将来について、仲間や先生方に相談しながら、じっくり考えることができる環境があります。

ひとことで言えば、TCUはキリスト者が「キリスト者」として成長していく場所。信仰者、キリスト者、献身者として成長できる場所というのが、TCUの最大の魅力だと思います。それは、牧師になる人だけでなく、信徒としてこの世界に遣わされて行く人にとっても同じことです。

TCUに入学するためには洗礼を受けていることが求められていますが、それはTCUが献身したクリスチャンを前提とした教育を行っているからです。

根木　先生のおっしゃる通り、TCUにクリスチャンしかいないことは、TCUの学びをさらに特別なものにしていると思います。

TCUのことを、守られた環境と表現することがありますが、大学生という大人の仲間入りを果たす時期に、TCUのような様々な誘惑から守られている環境に入ることによって、キリスト者としての人格形成が行われていく。ここにTCUの魅力が詰まっていると感じます。 

ヒロアカのような大学を目指す！？

根木　では次に、篠原学長はどのようなTCUを築いていきたいですか？

篠原　一言で言えば、「僕のヒーローアカデミア」（ヒロアカ）のような場所。ヒロアカにはたくさんの個性を持ったキャラクターが登場しますが、TCUにもそれに負けないくらい個性豊かな学生たちがいます。個性がないと思っている人ほど、実は個性的です。

そのような個性的な学生たちが、授業やサークル、委員会や寮生活などを通して、実践的に互いに愛し合い、互いに仕え合うことを経験しています。それが学生たちの成長の土台になっています。ひとりひとりの個性が発揮され、それらが互いに調和しているTCUであり続けたいと願っています。

根木　「僕のヒーローアカデミア」では、主人公たちが自分の弱さと直面することもありますが、TCU生活でも実際に自分の弱さだけでなく、他人の弱さに直面することもあります。

しかし、その弱さからあふれる神様の大きな恵みを体験することもできます。これらは本当に寮生活の賜物であって、TCUがこれからも大切にしていかなければならないことだと感じます。

そういったことも踏まえて、学生たちには何を期待していますか？どのようなキリスト者となって、この世界に派遣されていってほしいと願っていますか？

篠原　そうですね。TCUでの様々な学びと経験を通して、それぞれの「召命感」を深めていって欲しいと思っています。そして、それぞれの召命感を握りしめて、神と人とに仕えるキリストの奉仕者としてこの破れた世界に切り込んで行って欲しいと願っています。

そして、それは「献身」について深めて行くことだと思っています。究極的に、神学を学ぶことは、真のキリストの弟子となることを学んでいくことです。主イエスの「だれでもわたしについて来たいと思うなら、自分を捨て、自分の十字架を負って、わたしに従って来なさい。」という御言葉を胸に、キリストに献身した弟子としての生涯を全うして欲しいと願っています。

根木　もちろん、その覚悟を決めること、自分を捨てることは簡単なことではありませんが、そのような歩みに一歩踏み出すことが出来る環境があるのも、TCUの魅力の一つだなと思います。

篠原　本当にそうだと思います。

中高生に向けて

根木　最後に中高生にメッセージをください！

篠原　まずは、この記事を読んでいるあなた！まだTCUに来たことがないのなら、ぜひ一度オープンキャンパスにいらしてください！TCUの魅力は、実際にキャンパスに足を運んで頂き、ここで学んでいる学生たちに触れて頂くことで一番体験できると思います。

毎回学生がスタッフとしてオープンキャンパスのお手伝いをしてくれています。実際に学生と話してみることで、TCUがどのような大学なのかよく理解できると思います！

根木　本当にそう思います！僕も実際にオープンキャンパスに来てみて、その日には「この大学で学びたい」と決断したのを覚えています！

篠原　TCUは本当に魅力溢れる学び舎です。オープンキャンパスに参加することで、TCUの魅力と特徴を良く理解することができると思います。進路を考えていく上でのアドバイスですが、何を基準にして大学を選択するかは重要です。

先日テレビで放送された「ヒロアカ」で、こんなセリフがありました。「どんな青春時代を送るかで、人生は大きく左右される。」私はこのセリフを聞いて、「TCUはまさにそのような場所だ」と思いました。TCUは本当に良い学校です。是非一度オープンキャンパスに来てみてください。

根木　篠原学長、今回は対談ありがとうございました！