佐藤潤先生にインタビュー!

今回は青木先生へのインタビューに続き、今年から助教として教授会に加わられたもう一人の先生、佐藤潤先生にもインタビューしてきました!

潤先生は、1つ目の大学(経済学部)を卒業後にTCUへ3年次編入し、大学院卒業後はアメリカで2年間、カナダで5年間研究をして博士号を取ったそうです。それから教会での牧会と、TCUでの授業を担当されていて、今は旧約関係の様々な授業を教えてくださっています!

潤先生が教えている科目

学部(日本語)
キリストと世界 II(旧約入門) 聖書学I(旧約通論) 聖書学IV(預言書・聖文書)  
学部(英語)
Christ and World III(Issues Facing Ancient Israel) Biblical Studies V(The Writings)
大学院
聖書学特殊研究IV(歴史書) 聖書学特殊研究VI(預言書)
 
Eトラックでの授業風景
キリストと世界 II(旧約入門)の授業風景

インタビュー、よろしくお願いします。

潤先生がTCUに編入した時までの経緯を、まずお聞きしたいです!

よろしくお願いします。1つ目の大学にいた時に就活をしていて、二次面接、三次面接で、「10年後、この会社で何してみたいですか?」と聞かれた時、(10年後は絶対いないな)って思ったんです。そして実は在学中に教会生活で結構大変な思いをしていて、「人を傷つけない教会を形成したい」と願うようになっていたことを思い出して、「今、献身しよう」と決断したのがきっかけですね。当時お世話になっていた人達の出身がキリ神(TCU大学院の前身校)だったのもあって、僕もTCUに編入することにしました。

牧師になりたくて編入した、という感じだったんですね。実際にTCUに入ってみて、あるいは今振り返って、TCUはどういう場所だったなと思いますか?

(TCUで得たものの)一番は、自分にとっての”普通”とか、”常識”とか、自分の”正しい”っていうものが、自分のものでしかなかったっていう気づきだと思います。自分の家の普通だったり、自分の教会の普通だったり、そういうのを通ってできている自分の生活のスタイルに対して、年も違う、経験も違う、教派も違う、言葉も違う人がいて、「自分にとっての普通は、世界にとっての普通じゃない」っていうのを知ったのが、一番TCUの中では良かったかなという風に思ってます。

(あらた:書く場所がないのでここで紹介しますが、潤先生はTCUの同級生と結婚されたそうです!素敵な出会いもあったんですね。)

勉強面では、今は潤先生といえば旧約!というイメージですけど、編入当初から旧約に関心が強かったんですか?

憧れていた人からの影響もあって、組織神学をやるつもりでした。1年目でエリクソンとカルヴァンの綱要を全部読んで、当時出たばかりだったフストゴンサレスの教会史とか、そういうのも全部自分で読んだくらい。教会史とか組織神学ですね。

すごいですね!そこからどうして旧約、さらには研究の道に行くことになったんですか?

基本的には一本釣りなんですけど笑、聖書学もおもしろいなと思い始めた4年生の時、木内先生に突然「どうだ?」って勧められて。僕の中で研究というよりは将来TCUの先生になれたらいいな、という気持ちだったんだけれど、そのためにはどちらにせよ研究が必要で、気付けば、という感じです。

それに、牧師になるということだけで見ても、7年間海外でいろんな見聞を得たのはいい選択だったかなという気はしています。

旧約の研究の道に進んだ背景に、TCUで将来教えたいっていうのもあったんですね。

どっちかというとそっちな気がしますね。

教わった授業が面白くて、自分もこういう風に伝えたい、と思うようになったんですか?

そう言えると思います。寮生活の話と同じで、神学の面でも自分の中の常識とか、自分の聖書の読み方ってあるじゃないですか。それを授業で、もう一回「本当?」っていう風に問われた経験が楽しかったし、聖書の勉強って大事だなっていうのもよくわかった。それで、もしそういうことが自分もできるのであればやってみたいなって思い始めたように思います。

最後に、TCU 生や、TCUで学ぼうとしている人に伝えたいことがあれば、お聞きしたいです。

やっぱり、いろんな人と交流してほしい。結局、仕事始めたら牧師だろうが神学教育だろうが気が合わない人と接さなきゃいけないわけだよね、もう絶対に。やっぱりどうしても人って性別とか年齢、人種、言葉でバラけるものだけど、自分に親しみのない人と接する、そんなTCU生活ができると、貴重な経験になるんじゃないかな。”What’s up? Bro!”と話しかけたらいいと思う笑(卒業チャペルで、あるEトラック生が、入学時にそう声掛けてもらったことが嬉しかった、と証ししていたのを思い出しながら笑)。僕は、海外に行ってからようやく、あのEトラック生の彼らは毎日大変だったんだな、と分かった。

もう一つは、楽しんでもらいたいかな。本当に。嫌だったら全部逃げて楽してくださいって思ってます。TCUはいろんな働きの機会が用意されているので、疲れることも出てくると思うし、無理する時期という側面もあるのかもしれないけど、やっぱり人生を楽しんでほしい。幸せに生きることは、自分を大切に、愛することになるし、それができてないと何やってもやっぱり違うと思っていて。自分が本当に人生を楽しんでいる姿は、神様を信じている姿と重なるんじゃないかなと思っています。もちろん人生には色々辛いことがあると思うんだけど。そして、人に仕えていく、この二つのことは牧会している教会の標語にもなっていて、大切に思っています。

潤先生、ありがとうございました!

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潤先生の話を聞いて、まさにTCUはそれを学べる場所だなーと思いました。僕がTCUに入学してから実感し続けているのが、人と関わる時の「ハードルの低さ」です。僕がいた大学は、一つ学年や歳が違うだけでかなりの心理的な壁がありました。性別や言語の壁はもっとです。でも、TCUは歳や学年をあまり気にせず、異性ともフランクに話し、外国出身の人とも気軽に挨拶や雑談ができます。そういうのが元から得意な人にはなんてことないんだと思いますが、それが苦手だった僕も、巻き込まれて変えられていく。これまでの痛みが癒えて、できなかったチャレンジもできるようになっていく。

どこにいても葛藤はあるけれど、安心して葛藤できる場所、TCU。

皆さんにもおすすめ。ここで悩みましょ。

そして潤先生が言われたように、生きることを楽しむことも学んでいきましょう!

ではまた~!