第12回~TCU生の証し

TCUニュースレター(教会教職)をブログ形式で公開しています。皆さんがキリスト者として将来を考える上で、少しでもお役に立てれば幸いです。


こんにちは。みなさんいかがお過ごしでしょうか。

連日報道されている新型コロナウイルス感染拡大を受け、教会を含め色々なところに影響が出ていますね。皆さんの心に平安と主の守りをお祈りしています。

さて、今回の証し者は神学科教会専攻3年次 渡邊まなかさんです。


証し【天からの祝福の基】

神学科教会教職専攻3年次 渡邊まなか(わたなべまなか)

渡邊まなか③

私は他大学を卒業し、3年間の社会人生活を経てTCUに編入学しました。大学時代は、勉強や人間関係で挫折を経験しました。自分の力で何とかしようとして、辛さや寂しさを味わいました。4年が終わろうとする卒業直前に、自分の罪、弱さに改めて向き合わされました。そのとき、友人が祈ってくれた言葉を通して、それでも主がずっと隣を歩いてくださっていたことに、目が開かれました。目をつぶっていたのは私のほうでした。悔い改めと感謝が涙とともに溢れてきたことを思い出します。
社会人1年目が終わろうとしていたとき、礼拝説教で、レプタ銅貨2枚をささげたやもめの箇所が語られました。そのときは、大学時代と打って変わり、新社会人としては珍しいほど毎日を楽しく過ごしていました。神様にこんなに多くのものを与えられているばかりでいいのだろうか、神様に何をささげられるだろうか、と考えるようになりました。あれだろうか、これだろうかと、思い巡らしていましたが、やもめの姿を通して、人生を丸ごとささげなさいと語られ、直接献身を初めて意識しました。それから献身と召命について祈り始め、TCUでの学びに導かれました。
編入学するときは、再び学生になるということに恐れがありました。もしあの苦しい日々が待っていたらと思うと、緊張に包まれました。けれども今回の学びは、神様が示した道、神様が何とかしてくれるはずだと思いました。約束として与えられた御言葉が、申命記11章10-12節です。野菜畑で自分で種を蒔き、自分の力で水をやるのではなく、神様が天からの雨で潤してくださる日々です。実際にTCUでの日々は、恵みに満ちています。学びも交わりも格別なものです。

渡邊まなか①

渡邊まなか②

TCUは、入学してすぐに証しをする機会があります。同じタイミングで入学した1年生、また編入生の証しを聞きながら思ったことは、この学び舎は祝福の基だということです。皆それぞれの道を通り、神様の御手によってTCUに導かれてきました。そしていずれ祝福のうちに遣わされていきます。私は恐れや不安もあり、大きな期待もなくTCUにやって来ましたが、自分もこの場所に置かれていることが心からの喜びだと感じました。
先学期、試験期間に熱を出しました。寮の自室で横になりながら、何のために学んでいるのかという原点に立ち返らされました。たとえ一生懸命勉強したとしても、神様のためでないなら意味がありません。TCUでの学びが御手の中にあることを思い出すよう促されました。部屋のドアがノックされ、友人が食べ物を持って見舞いにきてくれました。励まし祈り合える友人たちと出会えたことも、かけがえのないものです。
大学時代、苦しみの中で私の支えとなったのは、教会生活と、クリスチャンの友人との聖書研究でした。御言葉と教会に仕え、「主が求められる地」(申命記11:12)に出て行くため、続けて学んでいきたいと願っています。


 

【ちょこっとインタビュー】

インタビュー

質問1.入学する前に不安はありましたか?

「再び学生になることへの不安と、長かった一人暮らしを経ての寮生活に不安がありました。ルームメイトに恵まれ、今は寮生活を楽しんでいます。」

質問2.寮生活の必需品は?

「大きめのクッションと、枕元の照明です。ソファがないので、ベッドで本を読んだり映画を観たりしてくつろいでいます。」

質問3.おすすめの授業は?

「『新約聖書研究』です。聖書の読み方が豊かになります。音楽レッスンは、練習時間を確保することが大変なときもありますが、勉強の気分転換になるのでおすすめです。」

質問4.あなただけが知っているTCU最新情報は?

「女子寮の玄関には、小さな花が時々飾られます。茶道サークルが練習のときに生けた花のおすそ分けです。」