第4回~TCU生の証し
TCUニュースレター(教会教職)をブログ形式で公開しています。皆さんがキリスト者として将来を考える上で、少しでもお役に立てれば幸いです。
みなさん、こんにちは。
今月14日はシオン祭でした。足元の悪い中お越しいただきありがとうございました。また、台風19号や水害による被災地の復興を主の御名によってお祈りいたします。
今回も前回同様、学生の証しです!!
TCUの学生がどのように神様に召されTCUへと導かれたのか。そして、どのような学生生活を送っているのかを証しして頂きました。学生の証しが皆さんの信仰生活の励ましとなりますように。
最後に「ちょこっとインタビュー」もあるのでそちらもご覧ください。
証し【弱いときこそ強い】
神学科 教会教職専攻4年 林佑亮
私は中学2年生のときに洗礼を受けましたが、本当に救いの確信を得ることができたのは一般大学に通っていた学生時代です。当時の私はセルフイメージが低く、ネットや本を通して自己啓発の情報を探しても、結局自分の存在意義を見出せず、生き方に行き詰まる日々を過ごしていました。そんな私に、声をかけてくださる牧師先生がいました。先生は快く私をご自宅に招いてくださり、当時私が抱いていた悩みや不安、今思えば拙くまとまりのない言葉を、否定せずにひたすら聞き続けてくださいました。そして共に聖書を開き、本当の聖書の読み方や祈り方、神様と自分の関係について、ゆっくりと時間をかけて教えてくださいました。聖書を開く中で私は、箴言3章4~6節と、Ⅱコリント人への手紙12章7~10節のみことばが与えられました。自己卑下という罪を繰り返してしまう自分の為に、十字架にかかってくださったイエス様がいること。周りから好かれようとするのではなく、自分のすべてを御存知であられる神様の目線の中で生きること。自分に弱さを感じるときこそ、愛に満ちた神様の栄光が現れ、誇りある本当の強さに繋がること。そのような確信が先生と共に過ごす中で与えられました。その時々では辛かったとしても、結果的に信仰の成長に繋がる体験として後から気付かせてくださる神様に、感謝と賛美の気持ちがあふれました。そして私は、救いへの橋渡し役として導き続けてくれたその牧師先生のように、人の悩みに共感し、神様との関係について気づかせてあげられる献身者に、自分もなりたいと願うようになりました。この体験は、私がTCUへ編入する大きなきっかけとなりました。
現代の社会で生きる人々を見つめていると、私が学生時代に抱いていたような悩みを、ゆっくりと時間をかけて言葉にしてみたり、聞いてもらうことができずに、忙しさに翻弄されながら過ごす人々が多くいるように感じます。私は、一般大学を卒業後、会社員として約3年を過ごしてきましたが、そこで見てきたのは福音を知らない人々が抱いている”心の渇き”でした。「とりあえずお金とお酒があればそれでいい。」「働く意味、生きる意味がわからない。」このような声がリアルに発せられている場面と何度も出会いました。人々の中にうごめく”破れ口”と向き合えるキリスト者として、私は歩めているのだろうかと自分に問い続ける社会人時代でした。そのような体験を携えてTCUに3年次編入をしましたが、TCUでは聖書学以外にも、日本における社会問題について触れる機会が多くあり、社会人時代の私に聞かせてあげたくなるような学びと恵みがここにあると今痛感しています。現在私は、当時の社会人経験を生かしながら、聖書の視点から見る労働観について学びを深めたいと望んでいます。あの時私を救ってくださった神様に日々立ち返りつつ、自分に与えられた召命について思い巡らしながら学び続けていきたいです。
【ちょこっとインタビュー】
質問1. 入学する前に不安はありましたか?
「友達ができるか不安という方もいるかもしれませんが、TCUには世代を超えて仲良くなれる機会がたくさんあります!」
質問2. 寮生活の必需品
「友人が部屋を訪問してくれた時に備えて、座布団と紙コップとジュースを常備しておくといいと思います。」
質問3. おすすめの授業
「菊池実先生の旧約聖書概論です。歴史や文化、そして人を通して働かれる神様を体験的に知ることができます。」
質問4. あなただけが知っているTCU最新情報
「TCUにはラーメン好きが沢山います。きっと素晴らしい出会いがあるでしょう。」