理念

建学の精神

プロテスタント福音主義信仰に立ち、教派を超えて21世紀の教会と社会に奉仕する世界宣教の働き人を育成するために、実践的な神学教育を施す。

福音主義

聖書を誤りのない神のことばと信じ、かつ信仰と生活の唯一の規範とする福音主義に立って、正統的な神学に基礎づけられた教職者および奉仕者を育成する。

超教派

超教派の神学教育に実績をもつ東京キリスト教学園にあって、教派をこえて日本の内外の諸教会と社会に奉仕し、その発展に寄与できる人材を育成する。

実践的神学教育

福音主義諸教会や諸団体の期待と要望に応えるために、実践的神学を深め、教会と社会に仕える姿勢、行動力や指導力を養い、福音を肌で感じさせる人材を育成する。

世界宣教

宣教の主イエス・キリストの大宣教命令に応えて、世界各国とりわけアジア諸国に、キリストのからだである教会を建て上げる働き人として、宣教師や奉仕者を送り出す。

信仰基準

TCUが基準とする信仰は、旧・新約聖書に一貫して啓示され、古代公同信条に表明され、宗教改革において宣明された聖書的・歴史的・正統的信仰です。この信仰は、近代の自然主義的な啓蒙思想や自由主義神学の挑戦を受けながら、正統信仰の弁証と敬虔な信仰の実践とを目指す福音主義へと展開するにいたりました。その福音主義信仰を根本において支える個々の信仰箇条は以下の9箇条に述べるとおりです。

  1. 66巻からなる聖書は、聖霊の完全な霊感によって、それぞれの著者を通して、記されたものです。したがって、聖書の記述には、誤りがありません。聖書は、神が救いについて人々に啓示しようとされたすべてのことを含み、信仰と生活との唯一、絶対の規範となるものです。
  2. 生ける真の神は唯一で、永遠から永遠に、父・子・聖霊の三位であられます。
  3. 神は無から、目に見えるもの見えないものすべてを創造されました。すべての被造物は、神の絶対主権のもとにあります。
  4. 人類の父祖アダムは、神のかたちにかたどって創造されました。アダムは、初め、神と正しい関係を保ちましたが、サタンの誘惑により、神のみこころに背いて罪を犯しました。その結果、罪の刑罰と腐敗をこうむって、霊的にも、肉体的にも死に服しました。ですから人間は、すべて罪の性質をもって生まれ、その思いとことばと行為において罪あるものです。
  5. わたくしたちの主イエス・キリストは真の神であり、また真の人間であられます。主は聖霊による身ごもりを経て、処女マリヤから生まれました。主は、世の罪のために十字架にかかり、死んで葬られ聖書に従って三日目によみがえりました。主は天に昇って神の右に座し、わたくしたちのために大祭司の務めを果たされます。
  6. 主イエス・キリストの身代わりの死のおかげで、主を信じる者はみな、罪をゆるされて義と認められ、神の子とされて罪の支配から解放されます。これ以外に救いの道はありません。
  7. 聖霊は、罪ある者に、罪を認めさせて、信仰に導き、聖潔と奉仕の生活をおくる力を与えて、キリストのかたちに似る者としてくださいます。
  8. 教会は、そのかしらであるキリストのからだですから、聖霊によって新しく生まれた者は、みな教会の一員です。地上の教会はそのかしらであるキリストにふさわしく信仰と純潔を保ち、またその命令に従って、すべての造られたものに福音を宣べ伝えなければなりません。
  9. わたくしたちの主であり、また救い主であるキリストは、したしく肉体をもって再臨されます。義なる者も不義なる者も、それぞれの肉体をもってよみがえらされ、永遠の祝福か、永遠の刑罰かのどちらかへ定められます。終わりに、主は、すべてのものを新たにして、み国を父なる神におわたしになります。

理念とミッション

「キリストへの献身」

神が与えておられる個々の学生の能力と賜物を引き出し、「キリストに仕える」という志を確固とし、全人格的陶冶を通して奉仕の態度を身につける。個々の学生が生きる意味と使命を見出し、具体的な奉仕につくために支援する。

「キリスト教世界観」

キリスト教世界観に基づく教養教育を重視する。また、すべての学究をキリストの主権のもとで精査し、批評的な視点を身につけ、神学をはじめすべての学究分野を通して真理を探究し、神を崇める。

「宣教への情熱」

「キリストがすべて」をモットーに、学生、教職員、理事・監事・評議員すべてが福音的キリスト者で構成され、「世界的な視野をもった宣教の奉仕者」を育成して、「世界を千葉から」福音で満たすビジョンを実現する。

「異文化・他者理解」

文化、国籍、性、年齢などの違いがもたらす「隔ての壁」を打ち壊すキリストの福音(神学)を 味わい、和解と一致を体験するために、外国語習得に力を注ぎ、多様な国際交流プログラムを実施して、異文化・他者理解を深める。

「教職・信徒指導者育成」

キリスト教世界観にもとづく教養と倫理観、隣人愛、社会に対する幅広い使命・貢献意識を備えた教会と社会のリーダーの育成に努める。特に、21世紀の世界が必要とする宣教、教育、福祉の専門的職業人教育を推進することに徹する。

「少人数人格教育」

学生と教職員の人格的交流を豊かにする「少人数教育」と「キリスト者の自由をもって共に生きる」ことを体得する「寮教育」を行う。チャレンジおよびチャリティ精神をもって行動し、キリストの愛と義を常に判断の基準とできる福音的キリスト者の育成に努める。

「開かれた神学教育」

教会の宣教と奉仕に寄与する教育、研究、情報、アイディアなどの提供を通じて世界大に広がる教会とそれを取り巻く社会に貢献する。また、地域社会に開かれた大学となり、地域文化に貢献する。

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