創立30周年宣言

東京基督教大学は、 創立30周年を迎える今、神と関係者の皆さまに、これまでの歩みを感謝すると共に、未来に向けての私たちの使命と献身をここに表明いたします。

これまでの歩みの感謝

東京基督教大学は、前身校の歩みを「三校合同」というかたちで結集させた東京キリスト教学園により、1990年に設置されました。 神学部に神学科と国際キリスト教学科の2学科をおき、キリスト教世界観に基づき、教会教職者と信徒奉仕者を育成する日本ではユニークな神学教育・神学研究機関として誕生しました。
その後、2001年にアジア神学コース(ACTS-ES:Asian Christian Theological Studies for English Speakers)を開設、2008年に介護福祉士養成課程を設置、東京基督神学校を統合して 2010年には教会教職課程を、2011年には教会音楽専攻科を設け、2012年に大学院神学研究科修士課程を、2014年には同博士後期課程を設置しました。学部と大学院、専攻科から延1100人の卒業生を送り出すことができたことを心より感謝し、30年の歴史を恵みの御手をもって導かれた主の御名を賛美いたします。

これからの使命 、新たなる献身

  1. 私たちは、すべての前身校の伝統と「建学の精神」を尊び、絶えずこれを発展させます。
  2. 大学のモットー「キリストがすべて」に相応しく、「福音を肌で感じさせるキリスト者」の育成を目標として、神に召された働き人を教会と社会に送り出します。
  3. 神学科と国際キリスト教福祉学科を統合して新たに設置した総合神学科と、大学院神学研究科、教会音楽専攻科において、他にないユニークで実践的な神学の教育と研究を行います。
  4. 変化する世界の状況の中で、コロナ禍もあり、ますます困難な課題に直面している教会と社会を思い、学生一人一人が生涯主に生かされて歩む教育のため、「Stand in the Gap 破れ口にキリストの平和を」をコンセプトとする大学改革を教職協働で進めます。
  5. 世界中から献身者が集う、アジアの神学教育・神学研究の拠点となることを目指します。
  6. 日本のキリスト教会の「宝」として愛され、用いられ、支持される大学を形成し、安定的に教育を継続できるよう財政基盤を整えます。
  7. 30 周年の今、私たちは献身の思いを新たにし、日本の教会、教団教派、キリスト教団体、世界中のクリスチャンと共に、福音が地に満ち、「神の国」が前進するために、進みます。志を同じくする諸兄姉が、東京基督教大学を覚えて祈り、関わり続けてくださり、さらに主にある交わりが新しい協力へと広がって行くことを願います。

2020年11月3日

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