TCUのシニアの学び —多様な仲間と共に神学を学ぶ喜び—

シニア世代の2人の学生と、神学部の先生による対談。TCUの魅力について語っていただきます。

(左:4年生 緒方 慎八 さん、中央:教授・教務部長 岡村 直樹 先生、右:4年生 根城 昌美 さん)

TCUに入学したきっかけ

TCUに入学したきっかけを教えてください。

緒方さん「42年間ビジネスマンとしてITの開発に携わっていました。クリスチャンになったのは 40歳のとき。当時から会社を卒業したら、本格的に聖書を勉強しようと心に決めていました。神学の本を中心とした文献が豊富な図書館の素晴らしさに惹かれて、この大学に入学しました」

根城さん「私は教会でCS(教会学校)の中高生科で奉仕をしています。奉仕を続けている中で、中高生に仕えるには自分はもっと整えられる必要があると感じたのがきっかけです。TCUにはユースミニストリー副専攻があることがわかり、神学とユースミニストリーを学ぶと同時に、若い学生との生活や交わりの中で学べる部分があると思い、入学しました。」

若者との学び

若い方と学ぶことについてどう感じましたか?

緒方さん「クリスチャンの家庭で育った人で聖書への強い思いを持つ方や、いままで聖書を勉強してきた人たちが大勢おりますので、心打たれることや、教えてもらうところがたくさんあります」

根城さん「まず、献身して真剣に学んでいる若者がたくさんいることに感激し、励まされました。 TCUには、試練を経験されている若い方が多く、神様の前に真摯で、正直である姿に胸を打たれます。年齢に関係なく精神的に成熟している方も多く、学ぶことが多いです」

若い方と具体的にどんな交流をしていますか?

根城さん「皆さん優しいので、受け入れてくださって、普段からたくさんお話しさせていただいています。最近は、現役の4年生の方と定期的にお祈りをしているのですが、年齢の差を超えた交わりが持てることに感謝しています」

シニアの学生も現役の学生の方々と同じクラスで授業を行うのですか?

岡村先生「そうですね、全く同じカリキュラムですし、同じ教室で学びます。分け隔てなく。」

若い方と一緒に学ぶことのよい部分はどこでしょうか?

岡村先生「人は、自分の受けた文化的影響と、若い人が受けた文化的影響はそんなに違いがないと思いがちですが、実は時代によって受けている影響は大きく変わります。自分の持っていない感覚をたくさん持っている学生と交流しながらの学びは、とても為になります」

入学までに不安だったことは?

入学前 、また入学後に不安だったこ とはありますか?

緒方さん「若い人たちと学ぶときに、自分が上から目線になってないか、最初は心配でしたが、実際にその輪の中に入ってしまえば、脳みそが若返るのか、友達のような関係を築くことができました。 今となっては不安になる必要はなかったと感じます」

根城さん「30年ぶりに大学で学ぶということに対して不安はありましたし、大学に通い始めたらライフスタイルがどう変わるのか、今までの家事や生活などがどう変化するのか想像がつきませんでした。でも不安よりも学びたい気持ちが勝っていたので飛び込んでしまいました。かなり忙しくはあるのですが、気持ちの上では全く負担になっていません。なんとか時間をやりくりできるようになりました」

なぜシニア世代を積極的に受け入れているのでしょう?

岡村先生「TCUのメインの学びは聖書 です。聖書を学ぶのに、年齢は関係ありません。学びたい気持ちを強く持っている学生の方に幅広く来ていただきたいという思いから、シニア世代の方を積極的に受け入れています。」

CUの魅力

TCUの魅力はなんですか?

緒方さん「聖書を研究してきた、素晴らしい先生がたくさんいることですね。どの授業を受けても個性がそれぞれあり、先生の聖書に対する真剣な気持ちをビシビシ感じます」

根城さん「私はアットホームな雰囲気が好きです。一般の大学に比べて、教職員との距離が近いと思いますし、基本的に学生は共に住み、共に学び、食事を共にし、同じ御言葉に養われ、祈り合うというように、生活をともにしているので、教会よりさらに大きい神の家族のような交わりを味わうことができると思います。」

TCUでの学びを生かして社会で活躍して欲しい

神学を学ぶシニアの学生に、近い将来どんなことを期待していますか?

岡村先生「社会の中で活躍していただくことを期待しています。人間の価値判断で見ると、 ある程度年齢を重ねると、十分なんじゃないか、もういいんじゃないか?という気持ちが働きがちですが、聖書の価値判断では全くそんなことはありません。年齢は関係なく、そこに神様からの使命をちゃんと受け取れるかどうかが、1番重要です。ですので、神学を学びたいと考えている方にはぜひ入学していただきたいと思っています」

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