話題の新本『シンプリージーザス』のブックトークが行われました!
こんにちは!
激動の4月も終わり、5月に入りましたね。
「5月病」なんて不穏な言葉に負けず、初志貫徹の心意気で頑張っていきたいものです!
さてさて、去る4月27日に、図書館主催の「第二回ブックトークの会」が行われました!
過去のブログ投稿を見返すと、第一回は2015年の6月に行われたようです。
満を持しての第二回目、とても楽しみに待っていました!
今回のトークテーマは、この3月に日本で発売されたばかりのN.T.ライト著『シンプリージーザス』。
図書館長である山口陽一先生司会の下、出版社「あめんどう」の小渕春夫さんと、翻訳者である山口希生先生がお話ししてくださいました。
と、ブックトークの内容に入る前に、簡単に『シンプリージーザス』の著者であるN.T.ライトについて紹介しておきます。
日本のキリスト教界では最近になってその名が知られるようになってきたようですが、実はこのN.T.ライト、世界を代表する新約聖書学者なのです!
しかも彼は何も学者の間でだけ有名なのではなく、一般読者向けの本も数多く書いておられるため、彼の著作は世界各国で翻訳され、多くの人々に読まれているとのこと。
TCUの学生の間でも、今最も話題にあがる神学者の一人になっています!
・・・なーんて偉そうに紹介していますが、僕自身も彼の神学に触れたのは最近のことなので、これ以上は聞かないで下さい(笑)
さて、話を戻しましょう。
ブックトークでは、まず初めに小渕さんが「あめんどう」の紹介と、この本を訳すに至った経緯を話してくださいました。
一つの本を翻訳するってものすごいエネルギーが必要なんですね。
とても新鮮で、またとても興味深いお話でした。
そしてお次はブックトークのメインである山口希生先生の講演でした。
この山口先生、実は過去に英国セント・アンドリュース大学でN.T.ライトから直接指導を受けておられるのです!
先生は今回、『シンプリージーザス』を読む際に問題意識としてもってほしいことについて話してくださいました。
先生によると、ライトは本の中で、1世紀においてイエス・キリストが実際に発したメッセージと、現代の教会の解釈にはズレがあるのではないかということを問題とされているようです。
そして、そのズレとして三つの点を挙げてくださいました。
そのズレとは、
1.神の国の到来の時期
2.「福音」という言葉が指していること
3.十字架と神の国の関係性
この三つの点に問題意識をもちながら、『シンプリージーザス』をじっくり読んでいってほしいということでした(だいぶ端折ってます)。
なんか難しい話になっちゃいましたね(笑)
でも講演を聞いていて思わされたのは、ライトが問題としていることは決して私たちとは関係のない学問上のことではなくて、実は私たちの信仰に大きく関わってくることなんだということです。
ということで、講演後に早速買っちゃいました!
ドーン!
いやー、楽しみがまた一つ増えました(^^)
ゆっくりじっくり味わっていきたいと思います。
みなさんもぜひ手にとって読んでみて下さい!
以上、図書館主催「第二回ブックトークの会」のレポートでした!
みなさんよいGWを~
学生広報スタッフ K.Saito