「沖縄地区学園デー」

東京基督教大学が属する学校法人東京キリスト教学園の「地区学園デー」が昨年から始まった。これまで「学園デー」は主に東京で行われていたが、日本の各地区でも開催して、学園のビジョンや教育目標を紹介し、理解者や支援者が起こされるようにというのが主旨である。加えて、各地において教会の教職者や信徒として活躍されている同窓生たちに学園の近況を知らせるとともに、各地区の同窓生同士をつなぐ機会となればと願っている。これまで、大阪、岡山、広島、福岡、仙台、そして、沖縄と開催された。この10月には「札幌地区学園デー」が開催される予定である。

9月11日(火)には、東京・中野で、同窓生でテノール歌手の新垣勉氏による「賛美とトーク」の学園デーがあった。今回は広く参加者を募り、550名弱の来会者を得た。ユーモアたっぷりのトークに笑い、心に響く歌声に聞き入るひとときとなった。そして、9月16日(日)には、沖縄・那覇バプテスト教会(国吉守主任牧師)にて、「沖縄地区学園デー」が開催された。学園デーとしては初めての試みであったが、約70名の方々の参加を得て、東京基督教大学と東京基督神学校の紹介をさせていただいた。特に、2008年4月から大学で開設を予定している「キリスト教福祉学専攻」について報告し、出席者からも賛同を得られたことは、大変心強く励まされたことであった。

私にとって、学園デー出席の恵みは、何といってもなつかしい卒業生に久しぶりに会えることである。沖縄では53名の卒業生がいるが、その内20名が同窓会に集まってくれた。年輩の同窓生との出会いとともに、在学中にともに祈り、語らい、議論し、指導した学生が、今はキリスト教会の牧師として、あるいは、社会人として精一杯生き、用いられている姿に、教育者としての幸いを覚えさせられた。「それで、たいせつなのは、植える者でも水を注ぐ者でもありません。成長させてくださる神なのです。」(1コリント3:7)