「オープンキャンパス」

先週の日曜日の午後、私が所属する教会の牧師館の「オープンハウス」があり出かけた。かつて宣教師館だったが、教会が専任の牧師を迎えるにあたって、教会として購入し内装や水周りの改修完了のお披露目と、この牧師館が地域の祝福の基となるように「祝福の祈り」をするためであった。最近では、分譲住宅販売のためにも、「オープンハウス」というフレーズが用いられている。新築の家が開放されて、購入希望者が家の造りや間取りを見るためである。

いつ頃から使われ始めたのだろうか。受験生に大学を知ってもらうために、どこの大学でも「オープンキャンパス」という催しをしている。電車の広告にも競って色々な大学の「オープンキャンパス」開催案内が掲示されている。少子化の中で、「大学全入時代」という言葉まで話題に上るようになった。それぞれの大学は、建学の精神とその特徴を出すことによって、広く受験生にアッピールしようとしている。そのために、キャンパスを開放し、受験生に実際に来てもらって、大学を紹介し、キャンパスの雰囲気を味わってもらうということであろう。

当大学でも6月16日(土)に2007年度第一回目の「オープンキャンパス」を開催した。学長挨拶をさせてもらったが、「教会と社会に仕えよう」と志すクリスチャンたちが数多くチャレンジしてほしいと願っている。キリスト教世界観という座標軸をしっかりと据えてキリストの福音を「ことばと行い」で示す奉仕者を、この混迷する社会は求めていると確信するからである。ちなみに、次回の「オープンキャンパス」は8月11日(土)を予定している。
「また、まことのいのちを得るために、未来に備えて良い基礎を自分自身のために築き上げるように。」(1テモテ6:19)