アドベント~コラム

TCUニュースレターをブログ形式で公開しています。皆さんがキリスト者として将来を考える上で、少しでもお役に立てれば幸いです。


メリークリスマス!

早いもので今年最後の月となりました。アドベントシーズンいかがお過ごしでしょうか?

 アドベントということでキリストの誕生に関する御言葉を味わう中で、特に暗闇に「光」がもたらされたことに心が留まりました。夜番をしていた羊飼いに天使が現れ、「主の栄光が周りを照らした」(ルカ2:9)。東方の博士は光輝く星に導かれ、「その星を見て、この上なく喜んだ」(マタイ2:10)。「すべての人を照らすそのまことの光」(ヨハネ1:9)とイエス様が光であるといいます。直接「光」とは書いていなくても、「星」「照らす」「栄光」といった言葉が「光」を連想させます。

12月ニュースレターアドベントキャンドル

 では、その「光」がもたらしたものは何でしょうか?

飼葉桶に寝ているイエス様を訪ねた羊飼いも博士も神を崇め、賛美し、礼拝しました。バプテスマのヨハネは母エリサベツの胎内でマリアの挨拶を聞いて踊ったとあります。羊飼い、博士、バプテスマのヨハネはキリストの誕生を喜んだのです。「ひとりのみどりごが私たちのために生まれる。ひとりの男の子が私たちに与えられる。主権はその肩にあり、その名は「不思議な助言者、力ある神、永遠の父、平和の君」と呼ばれる」(イザヤ9:6)。この喜びは預言されたメシア、救い主がお生まれになるという大いなる喜びです。

私たちはその「光」を喜ぶだけに留まらず、分かち合うことが委ねられています。きっと羊飼いも博士も、自分たちに起こった出来事を記したり、人々に話したり、その喜びを内に留めておくことはできなかったでしょう。ヨハネの福音書にはバプテスマのヨハネのことを「この人は証しのために来た。光について証しするためであり、彼によってすべての人が信じるためであった」(ヨハネ1:7)とあります。私たちもこのキリストの光を喜び、証しする者でありたいと願います。

このアドベントにキリストの誕生を御言葉を味わいながら待ち望む期間を過ごしませんか?皆さんの上に豊かな恵みと祝福をお祈りいたします。

 

JCFN・TCUスタッフ 古屋詩織