異文化実習 in フィリピン

マガンダン タハーリ!(こんにちは!)

みなさん、いかがおすごしですか?暑い暑い夏休みが終わり、秋学期がいよいよ始まりました。今日は夏休みに行われた「フィリピン異文化実習」について報告させていただきます!

前回のブログでカンボジアにて異文化実習を行ってきた学生の報告がありましたが、私はフィリピンへ行ってきました!異文化実習とは異文化の地に「訪問」ではなく「滞在」することで、ゲストとして異文化に出会うのではなく、生活者として異文化を体験することを目的としているプログラムです。今回は、私を含めて国際キリスト教学専攻の学生5人で7月9日から8月3日までの約4週間をフィリピンで過ごしてきました。

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私たちの実習先は、FHフィリピン(国際飢餓対策機構フィリピン)。現地のスタッフとともに火曜日から土曜日まで活動をし、日曜日には現地の教会へ行き、月曜日はオフの日、という流れでした。主な活動内容はFHフィリピンが支援するコミュニティに行き、学校や家庭を訪問すること。学校では日本語を教えたり、折り紙を一緒に作ったりしました。現地ではタガログ語が話されていますが、私たちはタガログ語が話せないので子供達とは英語でコミュニケーションをとります。

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一緒に折り紙で風船を作った時の様子です!みんな真剣に私たちの説明を聞いて、一生懸命小さな手を動かしていました。どの学校でも子供達が元気良く迎えてくれて、私たちを見つけると走って駆け寄ってきてくれます。先生方もとても暖かく歓迎してくださいました。私たちが帰る時間になると、「また来てね」と言ってくれる一人一人がとても愛おしく感じる時でした。

 

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そして家庭訪問も行いました。FHフィリピンがサポートしている各ファミリーを訪れて近況を伺ったり、一緒に何かを作ったり。上の写真はカゴを作っているお宅にお邪魔した時の様子です。ナナイ(タガログ語:お母さん)のカゴ編みの早さには驚きでした!そしてココナッツを収穫しているお宅に半日ホームステイし、一緒にココナッツを取りに行ったりも!タタイ(タガログ語:お父さん)の圧倒的な力の強さにはただただ驚きでした!また外でフィリピン料理アドボーを作ったり。後ろを振り向けば野良犬や鶏がうじゃうじゃいるワイルドな環境でしたが、とても美味しくできました!

家庭訪問の際に、現地の人がどのような暮らしをしているのか、何で生計を立てているのか、どのようなコミュニティに住んでいるのか、一つ一つ丁寧に紹介し、どこのお宅でも私たち日本人を歓迎してくれました。フィリピンで出会う一人一人はとても暖かく、笑顔がとっても素敵な方々です。

 

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時には船に乗ってコミュニティへ行くことも。スラという島へ行った時、子供達がビーチへ連れて行ってくれました。とても綺麗で静かで辺り一面見渡せる美しいビーチでしたが、ビーチに行くまでの道のりにはゴミがそこらじゅうに放置されていたり。そんな様子からフィリピンの現実の厳しさを目の当たりにする実習の時でもありました。それでも子供達は元気に裸足で駆け回り、自由奔放に力強く生きています。

 

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私たちの実習を支えてくれたFHフィリピンのスタッフは皆優しく、面白く、一緒にいると笑いが絶えない人たちです。移動中や食事をしている時も一緒にいるだけで元気をもらい、私たちのために全力でサポートしてくださいました。そんな日々がとても懐かしく思います。目上の人を敬う心を大事にするフィリピンの人から、私たち日本人も相手に対して敬意を払うことを改めて学んだ気がします。

私たちの実習はビコール地方のダエットと呼ばれるところで行っていました。フィリピンの首都マニラとは別の島にあります。マニラにいる時(上の写真左)もダエットにいる時(上の写真右)も私たちTCU生を本当の家族のように思ってくれました。たとえ今離れていても、国境を超えた神の家族が与えられたことに心から感謝しています。

 

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言葉がうまく通じなかったり、フィリピン人の時間にルーズでのんびりな性格に振り回されたり。いろんなことがありましたが多くの出会いが与えられ、充実した実習であったことに行ってよかったと心から思います。そしてたくさんの祈りに励まされ、支えられ、私たちが無事に帰ってこれたこと感謝しています。

この経験と出会いを忘れずに、これからもフィリピンのために祈り続けるものでありたいです。そしてTCU生の皆さん、ぜひフィリピン異文化実習に参加して欲しいです!

サラマッポ!(ありがとう!)

 

次回のブログもお楽しみに!

国キ3年 M.H