垂れ桜と竹の子

4月11日の授業開始からすでに三週間目に入ろうとしています。新入生たちもようやく授業や寮生活、実習教会出席という生活習慣に慣れてきたところです。TCUでは一日の真中に「チャペル」が毎日あります。日常の学びと生活を一時休止して、神学校生も含めて学生と教職員全員で礼拝の時を持ちます。このめぐみの時が大学の中核であり魂とも言えます。

建物のチャペルは、その側面がガラス張りで、外の景色がよく見えます。ちょうどこの季節は、竹林の前の垂れ桜が満開で私たちのチャペルに彩りを添えます。さらに、その地面から竹の子が勢いよく顔を出しています。その光景がチャペルでささげる私たちの礼拝を象徴するかのように写るのです。神のことばである聖書のメッセージが満開の垂れ桜のように地表に向って麗しく差し伸べられているかのようです。そして、竹の子が勢いよく垂れ桜に応えて天空をめざすかのように、みことばを聞く私たちも、信仰によってそのみことばに応えて、神に向って賛美と祈りの声を上げるのです。創造のみわざを堪能しながら、創造主をほめたたえるチャペルは一日の内で最良の時なのです。

「主よ。あなたのみわざはなんと多いことでしょう。あなたは、それらをみな、知恵をもって造っておられます。地はあなたの造られたもので満ちています。」(詩篇104:24)