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A-1 ミニ研究会(第1回) 2014.7.19+(第2回) 2014.9.20

第1回

日程:2014.7.19 13:30-17:00|場所:山の上ホテル 梅の間

発題:浅野孝雄|脳神経外科学/埼玉医科大学名誉教授

出席:浅野孝雄、石戸光、稲垣久和、加藤榮、小出徹、大和昌平

 

第2回

日程:2014.9.20 13:30-17:00|場所:東京ガーデンパレス エグゼクティブ・ルーム

発題:石戸 光|開発経済学、数理経済学/千葉大学法政経学 教授

出席:石戸光、稲垣久和、小林正弥、森田哲也、大和昌平

 

 

[概要報告]
7月19日、9月20日の ミニ研究会では、人間脳の生物学的な側面と心の持つ理性や情動の側面とからんだ「欲求」「欲望」の関係を議論しました。
「のどが渇いて水が飲みたい」という先天的、生理的な欲望であれば、水を飲めば終わりですが、現代の「金を儲けたい」という欲望は明らかに後天的であるだけでなく、近代の市場主義の発達で止めどもなく増幅しています。なぜそういう事態になるのでしょうか? フリーマンの脳理論やパンクセップの脳の情動理論からは、この「欲望」についてどのようなことが言えるのか。また「金を儲けたい」という欲望を是認し増長させる新古典派経済学のホモ・エコノミクスがもつ前提の問題点とその克服。こうした問題について、2回の研究会で討論を行いました。7/19には、脳科学の側面の発題を浅野孝雄氏が、9/20には、経済学の側面の問題を石戸光氏が発題しました。

 

第1回 2014.7.19

脳科学と欲望と幸福・稲垣久和
浅野孝雄氏レジュメ
浅野氏資料

 

第2回  2014.9.20

石戸光氏・レジュメ「経済学と幸福」
石戸氏・資料論文
① Ethical Implications (or God’s Economy) of the New Covenant and New Man
② A Public Philosophical Critique of Modern Economics
③ 豊かさの経済を求めて:ブータン王国に思うこと
④ A Philosophical-Economic Quest for Happiness in the Old Testament: The Case of Job