視野が広げられる学び

TCUでは、様々な授業、教会実習、寮生活などを通して、「愛する」「仕える」ということを実践的に学ぶことができました。また、神と人と自分と教会と向き合う時となり、教会・教団・宣教への視野と交わりも広げられ、伝道者としての土台が築かれる４年間でした。様々な先生や考古学や聖書原語、ユースミニストリーなどの授業を通して多方面から聖書を学べたことも、今、教会での中高生礼拝や、ユース宣教の働きの助けとなっていることを実感しています。

福音を肌で感じさせるキリスト者

言葉が溢れる現代、御言葉を信じることは簡単なことではありません。私が奉仕をしているhi-b.a.は、高校生にみことばを通して福音を伝える働きをしています。高校生が信仰を持って歩んでいくためには、みことばをただ伝えてくれる人ではなく、御言葉を体現する人や教会、コミュニティが必要です。TCUでは、ただ机上の神学に留まらず、学んだことを実践する共同体、クラスメイト、奉仕教会があります。「福音を肌で感じさせるキリスト者」を育てるTCUでの学びが宣教の働きに生かされています。

葬儀がひとつのきっかけとなれるように願って

私は現在、人の死に一番近い仕事であろう葬儀業界で働いております。日頃からご遺族の深い悲しみに寄り添い、最後の思い出に残る、感動できる葬儀を作り上げていけるよう努力しております。TCUには牧師だけでなく、社会の中で生きるクリスチャンの方々もたくさんおられます。私も社会の中で生きるクリスチャンとして、私がお手伝いする葬儀が、神様にお会いできるひとつのきっかけとなればと願っております。

神のことばに立って神のことばを届ける、放送伝道の働き

私が働いている太平洋放送協会（PBA）は、福音番組を制作し、ラジオやテレビで放送する宣教団体です。国際キリスト教学科での、国際関係や社会問題をキリスト教世界観に立って考えるという4年間の学びを通して、厳しい現実のはざまに神のことばを持って立つことを学びました。形は異なりますが、放送を通して教会に仕え、人に仕え、主に仕える中で、いつも神のことばに立つというTCUでの学びが助けになっています。