ポリシー(本学の方針)
- アドミッション・ポリシー(入学者受け入れ方針)
- カリキュラム・ポリシー(教育課程編成・実施の方針)
- ディプロマ・ポリシー(卒業認定・学位授与に関する方針)
- 本学の運営に関する方針
-
- アセスメント・ポリシー 学生の学修成果の評価(アセスメント)の方針
- 教員組織編成方針(pdf)
- 教育研究環境整備方針(pdf)
- キリスト教全人格教育方針(pdf)
- 学生支援方針(pdf)
- 管理運営方針(pdf)
- 社会連携方針(pdf)
- 内部質保証方針(pdf)
- グローバル化推進に関する方針(pdf)
- 教育・学生支援改革方針(pdf)
神学部のポリシー
神学部 アドミッション・ポリシー(入学者受け入れ方針)(2021年度1年次~)
東京基督教大学は、プロテスタント福音主義の理念に基づいたキリスト教世界観と召命観を持ち、教派を超えて教会と社会で、世界宣教の志を持って神と人に仕えるクリスチャンを養成することを教育の目標としています。
本学の教養教育、寮教育やチャペル礼拝を通したキリスト教人格教育、各専攻による専門教育により、福音的な聖書理解と幅広い神学知識、人と社会に仕える姿勢と教養、神と教会に仕える情熱と知見、主体的に考え行動する力の涵養に努めます。
本学の入学者に求める条件、資質は以下のとおりです。
- 既に洗礼を受けたか、幼児洗礼の場合は信仰告白をしていること。
- キリストへの献身を表明し、将来教会と社会に仕えることを志していること。
- 本学の建学の精神と信仰基準に同意すること。
- 聖書の基礎知識を有し、基礎的教養に基づいて自分で考え表現する力があること。
- 自分のことば表現で他者とコミュニケーションがとれること。
本学の入学者選抜においては、聖書の基礎知識、基礎的教養に基づいて自分で考え表現する力、自分のことば表現で他者とコミュニケーションをとれる力があるかどうかを審査します。なお、入学者選抜における評価方法及び評価比重については、別途学生募集要項に定めます。
※本学が考える「献身」とは、牧師や宣教師 のみならず 、広くこの世界でキリストに仕える者としての献身を意味します。
神学部アドミッション・ポリシー(入学者受け入れ方針)
(20年度1年次入学生・22年度3年次編入生まで)
東京基督教大学は、プロテスタント福音主義の理念に基づいたキリスト教世界観と召命観を持ち、教派を超えて教会と社会で、世界宣教の志を持って神と人に仕えるクリスチャンを養成することを教育の目標としています。
本学の教養教育、寮教育やチャペル礼拝を通したキリスト教人格教育、各専攻による専門教育により、福音的な聖書理解と幅広い神学知識、人と社会に仕える姿勢と教養、神と教会に仕える情熱と知見、主体的に考え行動する力の涵養に努めます。本学の入学者に求める条件、資質は以下のとおりです。
1. 既に洗礼を受けたか、幼児洗礼の場合は信仰告白をしていること。
2. キリストへの献身(※)を表明し、将来教会と社会に仕えることを志していること。
3. 本学の建学の精神と信仰基準に同意すること。
4. 聖書の基礎知識を有し、基礎的教養に基づいて自分で考え表現する力があること。
5. 自分のことば(表現)で他者とコミュニケーションがとれること。
本学の入学者選抜においては、聖書の基礎知識、基礎的教養に基づいて自分で考え表現する力、自分のことば(表現)で他者とコミュニケーションをとれる力があるかどうかを審査します。なお、入学者選抜における評価方法及び評価比重については、別途学生募集要項に定めます。
※本学が考える「献身」とは、牧師や宣教師になることだけでなく、広くこの世界でキリストに仕える者としての献身を意味します。
神学部カリキュラム・ポリシー(教育課程編成・実施の方針)(2021年度1年次~)
東京基督教大学では、「建学の精神」および「理念とミッション」に基づく「ディプロマポリシー」を達成するために、どのような教育課程を編成し、どのような教育内容・方法を提供し、学修成果をどのように評価するのかを、「カリキュラムポリシー」として以下のように定めています。この「カリキュラムポリシー」を通して、福音的な聖書理解と幅広い神学的知識、さらには情熱を持って神と人に仕えるための実践力を身につ けたクリスチャンを育成することを目指します。(文末カッコ内は、東京基督教大学の「ディプロマポリシー:DP」に対応する番号です。)
[1] 科目の提供
- プロテスタント福音主義と超教派の理念に基づき、聖書神学、組織神学、歴史神学、実践神学の伝統的で幅広い神学の学びの機会を提供します。(DP-1,2)
- 人間と社会を理解するために必要な教養教育科目を提供します。(DP-2,4)
- クリスチャンとして広く社会で活躍する人を育成するため、日本語と英語の両方で学ぶことのできるカリキュラムを提供します。(DP-4)
- 異文化と他者への理解をもって神と人に仕える実践力を身につけたクリスチャンを育成するため、実践神学、グローバル・スタディーズ、ユース・スタディ ーズ、キリスト教福祉等の科目群を設けます。(DP-1,3,4)
[2] 科目の編成
- 学生の主体的な履修を励ますため、基礎学力の向上から専門的知識の修得までを可能にする科目を、科目番号を用いて体系的にわかりやすく配置します。(DP-1,2,3)
- 学生が自らの興味や将来の目標に沿った学びを進めることができるように、幅広い神学科目の中から、より明確な将来像と結びついた複数の専攻(履修モデル)と副専攻を提供し、具体的な進路選択を促します。提供される専攻は以下のとおりです。教会教職、グローバル・スタディーズ、ユース・スタディーズ、キリスト教福祉、神学教養(DP-4,5)
- 科目ごとに授業の目標、内容、教育方法、評価方法等を明記したシラバスを作成して学生に提供します。また 「カリキュラムポリシー」を具体化し、可視化して共有するための「カリキュラムマップ」を学生と教職員に提供し、カリキュラムに関する大学全体の共通理解と連携を図ります。(DP-3)
- 毎学期後に実施される学生による授業評価を用い、より効果的な科目配置や、授業内容の改善を実施します。(DP-3)
[3] 学修の方法と評価
- 学生と教員の距離を縮め、より能動的な学修参加を促すため、少人数クラスの編成を基本とし、講義、演習(ゼミ)、実習(インターンシップ)、実技、卒業研究等の多様な学びの機会を提供します。(DP-3,4,5)
- 学生の能動的な学修参加と、他者との協働を促すため、授業の中で小グループ・ディスカッションや学生発表等のアクティブラーニングの諸方法を用いた学修の機会を提供します。(DP-3,4,5)
- 社会と教会に仕える実践力や協働力を身につけたクリスチャンを育成するため、チャペル礼拝(※1)出席及び地域教会での礼拝出席を必修とし、さらに寮教育の機会を提供します。(DP-4,5)
- 卒業判定につながる学修成果の評価には、通常の科目成績評価に加え、学生の自己評価や教員との面談を含む複数の他者評価が総合的に用いられます。(DP-1,2,4,5)
[4] 学修学習のサポート
- 担任制を設け、履修相談や進路相談を含めて、細やかに支援します。(DP-3)
- 上級生と下級生の積極的な交流の機会(※2)を設け、学生同士の相互援助を可能にする学習共同体の形成を促します。(DP-4,5)
- 学習に困難さを抱える学生のために、支援制度を設けます。(DP-3)
- 学生相談室を設け、心身の課題を含めた学生の多様なニーズに応えます。(DP-4,5)
[5] 初年次の教育
- 初年次の学生には、大学における学びに備えるための基礎的な学力の充実を主眼とする科目や、神学を概観できる科目に加え、大学という学習共同体の一体感や、キリスト教世界観を形成するために必要な実践的な学びの機会を提供します。(DP-1,2,3,5)
- 初年次には、学生が自らの興味や召命感に基づいて、主体的に、そしてワクワク感を持って学習の計画を立てることができるよう、多様な履修モデルの紹介や、教員、上級生との交流の機会が提供されます。(DP-3,5)
- 入学前教育の結果等を用いて支援の必要な学生を把握し、入学直後からサポートを開始します。(DP-3)
- 初年次からキャリア教育を開始し、具体的な将来像の形成を支援します。(DP-4)
「カリキュラムポリシー(CP )」の履行
- 学部の科目やその内容に加え、その他の教育的プログラムや学生を対象とした企画等に関する文章には、根拠となる「カリキュラムポリシー」の記号(例: CP 1a 、 CP 3c )を併記し、本ポリシーの着実な履行を目指します。
- 教職員は、本学の「教育の PDCA サイクル」を念頭に、自らの営みを「カリキュラムポリシー」や「ディプロマポリシー」と照らし合わせて常に確認し、必要な改善を継続的に実施します。
※1 チャペル礼拝とは、火曜日から金曜日に、大学チャペルでもたれる、全学生出席の礼拝のことです。
※2 入学時のオリエンテーションやスプリングリトリート、小グループチャペル等が含まれます。
神学部カリキュラム・ポリシー(教育課程編成・実施の方針)
(20年度1年次入学生・22年度3年次編入生まで)
神学部
東京基督教大学では、建学の精神に基づき、教会と社会に仕える幅広い教養と専門的知識と能力を兼ね備えた世界市民を育成するために、キリスト教世界観に基づくリベラル・アーツ教育(教養教育)を提供し、神学科、国際キリスト教福祉学科(国際キリスト教学専攻・キリスト教福祉学専攻)の各分野について、以下のカリキュラム理念のもとに教育を提供する。
- キリスト教世界観と神学における学問的基礎を形成する。
- グローバル化する世界におけるコミュニケーション能力の修得を目指す。
- 専攻各分野について体系的履修課程を設け、少人数教育により、専門知識と方法論の修得を可能にし、その運用能力を養う。
- 情報化、環境、生命、性などの今日的な諸問題を扱い、混迷の時代における倫理性の確立の指針を提供する。
- 学科・専攻に固有な一部の科目については、他の学科・専攻の学生が履修することを促し、学際的学びを可能にする。
- 討論を含む講義形式の授業や「演習」をとおして、諸課題を批判的・建設的に分析・統合し、他者に説得力をもって提示し、解決のための施策を実践する能力を養う。
- 本学での学びを体系的に学生の生涯設計に結びつけるために、組織的なキャリア教育を行う。
- ユース・ミニストリー副専攻、教会音楽副専攻に関わる諸科目を提供する。
- 以上のカリキュラムに加えて、寮教育を通して人格教育を行う。
神学部ディプロマ・ポリシー(卒業認定・学位授与に関する方針)(2021年度~)
東京基督教大学では、所定の期間在学し、本学の「教育目標」に沿って設定された授業科目を履修して、基準となる単位を修得し、卒業判定に合格することが学位授与の要件となっています。学生のために準備された学びには、講義科目のほか、演習や実習、卒業研究等の科目に加え、寮教育や卒業チャペルでのスピーチが含まれます。
以下の基準を満たしている者に学位が授与されます。
- プロテスタント福音主義の意義を主体的に把握している。
- 東京基督教大学の超教派の理念を肯定的に理解している。
- 修得科目にふさわしい神学の知識とその応用力を身につけている。
- クリスチャンとして人と社会に仕える姿勢および幅広い教養とその実践力を備えている。
- 神と教会に仕える情熱と、そのために必要な知見を備えている。
神学部ディプロマ・ポリシー(卒業認定・学位授与に関する方針)
(20年度1年次入学生・22年度3年次編入生まで)
神学部
東京基督教大学では、以下のような能力、および各学科専攻に固有の知識と能力を身につけ、所定の単位を履修した学生に対して、学士号を授与する。
- キリスト教神学をよく理解し、その使命を教会と社会において実践できる意志と能力を修得している。
- キリスト教世界観の視点、神学的視点、または専門分野の視点から、諸課題を批判的・建設的に分析・統合し、他者に説得力をもって提示することができる。
- 世界における痛みを察知し、異なる他者に対する理解に立って他者と協働することができる。
神学科
- 旧新約聖書、およびキリスト教の伝統を深く理解し、その今日的な意味を考察できる。
- 神学的素養を基盤としたリーダーシップを教会と社会において発揮する能力を身につけている。
- 教会教職専攻の学生は、幅広い神学知識とそれに基づく実践能力を、また神学専攻の学生は、学術的な興味を有する神学の分野における深い知識と洞察力を身につけている。
国際キリスト教福祉学科・国際キリスト教学専攻
- グローバル化の中で激動する世界において「真の国際人」にふさわしく、国際関係についての深い理解を基に、鋭い感性としなやかな思考力をもって現場の問題を見出し、分析し、解決に向けて努力できる。
- 現代社会の中にある対立と亀裂に分け入り、平和をつくり出すために尽力することができる。
- 価値多元的なポストモダン世界の中で、異なる他者の価値観に十分留意しつつも、キリスト教の立場からあるべき真実な姿を鋭く追及することができる。
国際キリスト教福祉学科・キリスト教福祉学専攻
- 幅広い教養を備え、隣人愛に富んだ奉仕的人格形成がなされている。
- 転換期の社会的ひずみに対して弱者の痛みに共感できる人間性を身につけている。
- 市民社会を形成するための実践的介護・援助技術の修得とアドボカシー(政策提言)の能力をもって貢献できる。
大学院のポリシー
大学院アドミッション・ポリシー(入学者受入方針)
神学研究科博士前期課程
教会教職者コース
a.将来、教会教職者(牧師・宣教師・伝道者・教会教育従事者・教会主事等)になるという召命(使命)を持ち、それらの職に就くための高度な専門教育を受けることを欲する者。
b.プロテスタントのキリスト教会において、受洗後、または幼児洗礼の場合は信仰告白後、3年以上の教会生活を送り、本研究科への入学について教会の推薦を得られる者。
c.入学時までに、神学の専門基礎教育(聖書言語を含む)を修了している者。又は、本研究科の定める神学に関する知識(聖書言語を含む)を有すると認められる者。
神学研究者・教育者コース
a.将来、大学や神学研究・教育機関で働く神学研究者・教育者になるという召命(使命)を持ち、それらの職に就くための高度な専門教育を受けることを欲する者。
b.プロテスタントのキリスト教会において、受洗後、または幼児洗礼の場合は信仰告白後、3年以上の教会生活を送り、本研究科への入学について教会の推薦を得られる者。ただし、教会制度をとらないプロテスタントの諸団体に属する者は、本条件に準ずる者であること。
c.入学時までに、神学の専門基礎教育(聖書言語を含む)を修了している者。または、本研究科の定める神学に関する知識(聖書言語を含む)を有すると認められる者。
神学研究科博士後期課程
キリストへの信仰を表明し、かつ、本神学研究科博士前期課程の修了者、他大学の同等の課程の修了者、及びそれと同等の学力があると研究科委員会が認めた者のうちで、極めて優れた学力があると認められる者。
大学院カリキュラム・ポリシー(教育課程・編成方針)
神学研究科博士前期課程
a.研究科神学専攻の下、「聖書学」領域と「神学・教会」領域を設置し、両領域から必修科目・選択科目をバランスよく配置することにより、神学に関する高度で体系的な実践的知識を身につけさせることを目的とする。
b.基幹科目群による体系的な神学理解に基づき、学生が選択した分野について修士論文を書き上げるために、高度な専門知識と研究能力を深めることのできる専門科目群を設置する。
c.研究指導の一環として初年度第1学期に、神学研究の基礎を全学生に教授し、研究分野に焦点を絞る前の、総合的な神学研究への導入を行う。また、最終年度第2学期に全学生を対象に神学に関する総合演習を行い、今日的課題について神学の学識を統合する学際的な共同研究を行う。
d.「神学・教会」領域の実践的適用性を重視する諸科目と合わせて、説教と実践神学に関する演習科目において、神学の専門知識を実践に応用する能力及び教会教職者としての倫理性の涵養を目指す。
神学研究科神学専攻の養成する人材像に基づき、教会教職コースと神学研究者・教育者コースの2コースを設け、履修の指針とする。
神学研究科博士後期課程
博士前期課程における教育研究を土台にして、より高度な研究指導を行う。また、他の研究者たちとの議論や協働をとおして問題解決を探る能力、及び論理的説明能力の涵養に留意する。
大学院ディプロマ・ポリシー(卒業認定・学位授与方針)
神学研究科博士前期課程
本研究科では、以下に掲げる3つの能力及び専攻に固有の高度な専門知識と研究能力を身につけ、2年以上の在学と所定の30単位以上(神学研究者・教育者コース修了の場合は同単位数)を履修し、かつ研究指導を受けた上で、修士論文を提出してその審査及び最終試験に合格した者に、修士号(神学)を授与する。
ただし、教会教職者コース修了には、上記修了要件を含む42単位以上を、当該の履修モデルに従って修得する必要がある。
a.今日の教会と世界が直面する神学的諸課題について、旧約・新約聖書の原語による解釈とそこから導き出せる原則に基づき、キリスト教の豊かな伝統と今日の状況に照らして分析・統合し、現代に対して意味のある神学を創造的に営む能力。
b.自らの知見を、他者に説得力をもって伝達するための論理構築をし、表現する能力。
c.現代の教会と社会において直面する多様な事態に、高い倫理性と品格をもって取組み、問題解決のために提言するだけでなく、他者を理解し協働する能力。
神学研究科博士後期課程
本研究科では、博士前期課程において求められる能力に加え、以下に掲げる能力及び専門知識と研究能力を身につけ、第7条に定める期間の在学と所定の14単位以上を履修し、博士論文の審査及び最終試験に合格した者に、「博士(神学)」の学位を授与する。
a.神学の総合的で深い理解の上に立ち、高度で創造的な研究を行う能力を博士論文において実証し、かつ他者との協働をとおしてその研究能力を発揮できる能力。