N・T・ライトと「キリスト教の公共性」研究会

座長:山口希生
協賛:N・T・ライト読書会

 

[開催主旨]

近年、宗教がもつ公共的側面への関心が高まっています。戦後日本では政教分離が強調され、宗教的信仰は私的領域に属する事柄と考えられてきました。欧米の歴史でも宗教の私事化は啓蒙主義以降の顕著な特徴でした。日本の場合、これとは別の理由として戦前の“国家神道”に対する反動という側面もありました。しかし、東日本大震災以降にみられる宗教へのある種の期待も、単に私的領域だけではなく、公共圏における役割の自覚を促しているようです。同様なことは、現在の超高齢化社会での「看取り」の場面においても問われるようになっています。またこのテーマは、改憲問題と「信教の自由」という次元にも関係しています。
今回の研究会は、キリスト教、特に聖書学の領域の近年の発展(主として N・T・ライトのアプローチ)との接点でこのテーマを探究することを目的といたします。

[第Ⅰ期]

第1回 2016年6月6日
発題:山口希生 紀元一世紀とローマ皇帝崇拝
応答:稲垣久和

第2回 2016年9月5日
発題:山口希生 キリスト教徒の迫害とローマ帝国

第3回 2016年11月28日
発題:山口希生 ユダヤ黙示思想と神の国

第4回 2017年2月13日
発題:山口希生 ユダヤ黙示思想と新約聖書の救済論

第5回 2017年5月22日
発題:山口希生 ローマ人への手紙5-8章 (1)5章

第6回 2017年9月25日
発題:山口希生 ローマ人への手紙5-8章(2)6章

第7回 2017年11月20日
発題:山口希生 ローマ人への手紙5-8章(3)7章

第8回 2018年1月29日
発題:山口希生 ローマ人への手紙5-8章(4)8章

第9回 2018年3月12日
前回へのレスポンス:
小山英児「異教世界に良い知らせとなった福音の語り方」
高橋秀典「山口氏 ローマ人への手紙 釈義と解説へのレスポンス」

[第2期]

第10回 2018年5月7日
発題:金融資本主義について
山本敏彦|山本事務所代表

第11回 2018年6月4日
発題:エラスムス『キリスト者兵士必携』における金と富の問題
濱 和弘|日本ホーリネス教団 小金井福音キリスト教会

第12回 2018年7月2日
発題:山本敏彦さんの『金融資本主義について』へのレスポンス-聖書ナラティブとジャック・エリュール『都市の意味』
小嶋 崇(巣鴨聖泉キリスト教会主任牧師)

第13回 2018年9月10日
発題:Money, Urbanization, and IT
川向 肇|兵庫県立大学大学院応用情報科学研究科准教授

会場:日本同盟基督教団 中野教会

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