大学院最初の2ヶ月

大学院は17名の学生を迎え、順調にスタートしました。今学期は、聖書学特殊研究Ⅰ(旧約・新約聖書緒論)木内伸嘉・伊藤明生、聖書学特殊研究Ⅲ(五書研究)木内伸嘉、聖書学特殊研究Ⅶ(新約聖書とその世界)伊藤明生・小林高徳、神学研究の基礎(岡村直樹・他)、神学・教会特殊研究Ⅵ(教会とミニストリー)山口陽一・岡村直樹、神学・教会特殊研究Ⅱ(宗教多元社会と公共哲学)稲垣久和、神学・教会特殊研究Ⅲ(日本キリスト教史)山口陽一、説教演習Ⅰ山口陽一が開講されています。
すでに、学部の二年間で聖書学、組織神学、歴史神学、実践神学の基礎を一通り学んでいますので、これに基づいた、より高度で統合的な、また演習の要素を含んだ学生参加型の講義が行われています。
神学研究の基礎は、5人の教員が各分野における研究の状況や方法を語り、学生は修士論文のテーマを絞りつつあります。
教会の牧師に学ぶ教会教職特別セミナーは、東日本大震災と教会のミニストリーをテーマにすでに2回(佐藤彰牧師「震災で何を見たか」、秋山善久牧師「被災支援と地域宣教ー東北ヘルプの成り立ちと働きからー」)開催しました。
大学院になって(神学校と)変わりましたか?とよく尋ねられます。同じ教室、同じ教師、主眼は教会教職の育成ですから変わりません。しかし、3年過程が4年になりTCU全体と統合した新課程ですから大きく変わりました、とお答えしています。継続と発展を肌で感じる最初の2ヶ月でした。